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Q&A 乳がん検診はいつごろからどのくらいの間隔で受ければよいのですか?

[2018.12.31]
A 乳がんにかかる人は日本では40歳以上で急激に増加し、50歳頃がピークです。秦野市は登録制で40歳以上の人に2年毎にマンモグラフィと視触診との併用乳がん検診を行っています。可能であれば毎年検査を受けることが望まれます。2年に1回は住民検診としての乳がん検診が公費の補助で受けられるということです。伊勢原市では毎年乳がん検診を受けることができます。その間どうすればよいかとよく聞かれます。答えは毎月の自己検診。お風呂に入るときに鏡に映して見ることは毎日できますね。当院では検診時や診察後にセルフチェックについて説明し指導しています。年度半ばからの開院であったため乳がん検診目的の受診の方はまだ少なく、一人一人に時間がかけられます。毎月生理前を避けて触る習慣づけが大事です。排卵後は卵巣から黄体ホルモンが出ていて乳房が腫ってくるからです。生理終了後から1週間くらいが良い時期です。他臓器転移のない早期乳がんは長径2cm以下で発見できれば、治る可能性が高いと言われています。検診で異常なかった時こそセルフチェックの始め時。20代30代の方は今日から始めてみてはいかがですか。乳房をよく触って記憶に残しましょう。いつもと違う、しこり?おかしいなと異常を感じたら乳腺外科を受診するのが最適です。診療の際には乳がん検診では用いられない乳房エコーを併用して詳しく調べます。 乳がんにかかることを予防することはできません。異常を感じた時は自分の乳房の状態を知る良い機会です。乳腺症・のう胞・腫瘤・石灰化など多少の異常は多くの人に潜んでいます。日本ではマスコミで報道される割には乳がん検診を実際に受けている人が少ないのが実情です。ただし企業の職場健診や主婦健診で積極的にエコー健診が行われるようになってもいます。うまくそれらの機会を利用されることをお勧めします。 秦野市では2月末まで2018年度の乳がん検診を行っています。2018年度に登録し忘れた方は2019年度のがん検診の登録が可能です。すでに登録が始まっており、その締め切りは4月半ばと意外に早く終わってしまいます。35歳を過ぎたら自己検診と年1回の何らかの検査がよいですね。
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