乳がんを疑う症状は
乳がんは、乳房にできる悪性腫瘍です。腫瘍には良性と悪性とがあり、
高齢になるに従って悪性腫瘍が発生する割合が高まります。
日本人女性の生涯で乳がんにかかる割合は11人に1人と言われています。
また、稀ですが男性が乳がんになることももあります。
受診すべき乳がん?と疑う症状は
- 乳房に今までなかったしこりを触れる
- 触診で指先に引っかかる硬さがある
- 乳房に陥凹?(えくぼ)ができた
- 乳頭に湿疹や紅色のただれが生じた
- 乳汁分泌が多い、特に血性乳汁(血が混じった分泌物)が出る
- 腕をあげると乳房の皮膚にへこみやひきつれができた
- 生理に関連しない部分的な乳房痛が同じ場所で3月以上続いている
- 腋の下に大きなしこり(リンパ節?)を感じる
診断について
乳がんが気になったらまず自分で触診してみましょう。
上記の症状に当てはまる場合は医療機関に受診することを勧めます。
医療機関では、まず下記の検査による診断を行います。
- 問診のうえでの視触診
- マンモグラフィーによるレントゲン検査
- 超音波(エコー)
- 腫瘍が疑われる場合には細胞診診断・針生検による組織診断
治療について
乳がんの治療は原則的に外科手術による切除となります。
腫瘍のみを摘出する乳房温存術や乳房を切除する乳房切除術がありますが、
腫瘍の大きさや進行度合いによって術式を決定します。
当院では、診断をおこない、手術が必要な場合は、適切な医療機関をご紹介しています。