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乳腺外科1次診療と医療連携

 当院では乳腺外科の1次診療と乳がん患者さんの術後ホルモン療法とを行います。

 1次診療は受診患者さんに対して問診の上で視触診を行い、マンモグラフィーや超音波検査による精密検査から始まります。腫瘍が疑われる場合には、超音波ガイド下の細胞診や針生検を行って良性悪性の区別をつける試みをします。この時点で乳がんと診断がついた患者さんは、その患者さんの居住地域に合わせた治療専門施設へ紹介します。MRI等のさらなる精密検査が必要な場合は伊勢原協同病院乳腺外科等へ紹介します。

 この周囲にはしっかりとした治療を受けられる病院が各地区にあります。乳がんの最適な治療は患者さんの病状とその乳がんの性質によってさまざまです。乳がん治療は乳房局所への手術や放射線治療などの治療とともに、実はその腫瘍の性質・薬物感受性に従った全身への薬物療法が大切です。体の中に潜むミクロのがん細胞を薬の力で退治することで再発を防ぐことができます。薬物療法には抗がん剤化学療法・分子標的治療薬などの点滴治療とホルモン療法とがあります。個々の患者に適した治療方法が選ばれ、相談の上で処方されます。点滴治療は3〜6月間と限られた期間の集中治療です。これに対してホルモン療法は5〜10年間に渡る長い地道な内服治療です。当院では手術治療を受けた病院と密に連携することによって、このホルモン療法をクリニックで受けられるようにします。乳腺外科治療の経験と実績、ならびに各提携治療機関の乳腺外科医とのネットワークがこれを可能にします。万が一再発してしまった場合には、速やかに手術治療を受けた施設またはその病状にあった高次治療施設へ紹介しますので安心して治療が続けられます。

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